オーディションあれこれ(2)


ここでは、オーディションの実体験を書いてみます。

ただし、採用する側の目線から書いてみますので、

どんな点に気を付ければ良いのかヒントになるはずです。

 

数年前の事ですが、関西の老人ホーム創設時のポスター、テレビCM,プロポーションビデオなどのオーディションで、関西のホテルの会議室を借りて行いました。

募集は、新聞、雑誌等で行い、応募者は400人を超えたと記憶しています。募集は、女性、男性の大人モデルとキッズモデル男女で2日にわたって行いました。

1日目は大人のモデルで、2日目にキッズモデルを行いました。そのとき80人位の応募者があったと記憶しています。

オーディションは、書類選考をパスした20人で男8人女12人でした。シチュエーションは、都会の4人家族が老人ホームのおじいちゃんを訪ねてくると言う設定で行いました。

こちらで考えていたキャラは、小学生1・2年生の女の子と、中学1年生くらいの男の子でした。審査するのは総合プロデューサーの私と、CMの監督、制作会社のプロデューサー広告代理店の担当者、クライアントの宣伝部長の5人で行いました。

最初は、親を離して一人でと言う案が出ましたが、親も一緒の方が、普段の素顔が見えるという私の案が通り、同席してもらいました。

後で思うとこれが失敗でした。大半の子供が、こちらの質問に親の顔色をうかがって答えていました。

応募したのはなぜ?と言う質問にかえってきたのは「いい思い出になるから」「自分の可能性を試してみたい」これが大半の小学1・2年生の答えでした。

まさに優等生の言葉と親は思っているかもしれませんが、没個性の答えでしかありません。家で想定問答をしてきたのでしょう。

こちらが欲しいのは子供らしさであり、天真爛漫な自然で、のびのびしたキャラが欲しかったのですが。

親は、わが子に期待するあまり、「ちゃんとやるのよ!」と応援するのは、その子どもにとって、障害になる事があります。

うまくできなくても、黙ってにっこり、「ママがついてるからね」と言う暖かい雰囲気のまなざし、がリラックスさせるでしょう。

「失敗したっていいじゃない、その失敗も貴重な経験よ」と優しく見守ってください。子どもが緊張するのは当たり前の事、親が子供以上に緊張している姿を見かけますが、それを見た子供が、さらに緊張するということになります。

 

親の顔を見て答える子は、うまくやらないと後で叱られると思い、

それがさらに緊張するということになります。

 

たとえここで落ちても一生やっていけない訳ではないという

気概で臨んでほしいものですね。


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