公園デビューがきっかけで赤ちゃんモデルへ


これはある赤ちゃんモデルのママからから聞いたエピソードを紹介します。

初めての赤ちゃんを授かった若き主婦がA子さん、

いまでは、少なくなりましたが、

0歳~1歳くらいまでの”赤ちゃん公園デビュー“での出来事です。

 

ここに集まるママ友は、10~20人。常時来るのは7~8人くらいだとか。

大半のお母さんたちが、赤ちゃんモデルとして、プロダクションに登録し、

映画や、雑誌モデル、テレビドラマ、テレビCMに出演しているというグループだった。

 

突然「A子さん、あなたの赤ちゃん、テレビドラマに出してみない」と

リーダー格のお母さんに言われ、「え!うちの子が」と絶句したそうです。

 

結婚前何度か夢見たテレビ出演がこんな形でかなうとは。

赤ちゃんモデルとはいえ、夢心地になって、

その場で即座に「はい」と返事したそうです。

 

<そんな簡単にテレビに出られのかしら>と半信半疑で詳細を確かめたら、

そのリーダーママの語るところによると、ママ友の一人の赤ちゃんが、

熱を出してテレビドラマの収録に行けなくなったそうです。

 

日も迫っているし、女の赤ちゃんなら何人かいるけど、

あいにく男の赤ちゃんモデルの指定だったそうです。

 

リーダーが言うには、「何、赤ちゃんモデルの場合は、

ダブルスタンバイと言ってサブを必ず付けるので、

00サンの赤ちゃんは、そのサブだから、行くだけで大丈夫よ」とのこと。

 

内心ほっとしながらも残念な気もしたというのがA子さんの心境でした。

収録現場の注意事項を聞き、次の日A子さんは制作会社に向かいました。

 

ここからはA子さんの一人称となります。

そこでは20~30人ほどのスタッフでごった返していました。

 

スタジオに入った途端、その熱気と言うか緊迫した雰囲気が

針のように私に突き刺さってきたような感じがしました。

 

「今着いたようです。すぐにスタンバイします」と若い男の人が、

年配の偉そうな人に告げていました。

 

早速若い男の人が私の赤ちゃんを取り上げ、

抱き上げてその年配の人の所へ見せに行ったのです。

後で聞いたのですが、若い人はアシスタント・ディレクター通称ADさんでした。

 

偉そうな人は予想した通り監督さんでした。

監督さんは赤ん坊の顔をじっくりと眺め、

「よし、これで行こう!」と大きな声で皆に告げました。

 

大勢いるスタッフ顔が心なしかホッとしたように見えました。

私は何が何だか訳が分からボーット立ったままでした。

 

これから起こることは、スタッフ一同もA子さんも

予想だにしなかった展開となっていくのです。


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