キッズモデルの今(1)

以前は、子役は大半が児童劇団や養成所から供給されていました。それがバブル経済の頃から大きく変わり始めました。

 

モデル系エージェンシーが登場し、子どものモデル、タレント、俳優供給の主力を占めてきました。

 

この傾向は、”国民的美少女”と言われた、後藤久美子の登場あたりからでしょう。「モデル・イコ-ル即テレビに出られる」というのが、世のお母さんたちの間に広まり、子どもをモデルエージェンシーへとなびかせました。

 

この傾向に火をつけたのが宮沢りえ、安達佑実でしょうか。今日のスターの代表格松嶋奈々子がモデル出身であることは皆が知っているとおりです.

 

これでまで、わが子をスターにと、お母さんたちが児童劇団を目指していたのを、モデルエージェンシーに切り替えていたのは、もう一つ大きな理由があります。

 

それは子どもに掛かる経費の事でしょう。実際児童劇団では、入会金や授業料で少なくとも70~80万円はかかります。

 

一方のモデル系エージェンシーは,宣材費、登録料で一般的に6~7万円で済みます。児童劇団の場合、様々なレッスンが行われ、少なくとも6ヵ月以上はオーディションさえ受けられないというのが現実です。

 

モデル系エージェンシーでは、登録した次の日からオーディションが受けられ、うまく行けばCMデビューとなる可能性もあります。

 

現在人気子役・モデルとして活躍している80%が、モデル系エージェンシー出身の子どもたちだと言われています。

 

モデル系エージェンシーの事務所の方でも、カタログやポスター、雑誌モデルなどをやりながら、テレビCM,テレビドラマ、映画などのオーディションを受けさせているところが多いと聞きます。

 

大人のモデルは、モデルとタレント部門を完全に分けているところもありますが、子どもの場合は、その垣根が少ないようです。映画や舞台となった場合は、ボイスや演技の指導を行っているようです。そのためのレッスンを行っている事務所もあります。

 

そしてもう一つ違うのは、規制の劇団は、新聞、雑誌、インターネットなどで、募集広告を出して、応募してくる人だけを対象にしています。

 

モデル系エージェンシーは街に出て積極的にスカウトしている点でしょうね。ただ待っているだけでなくこちらからアプローチし、素質のある子を発掘する、その差がはっきり出てきたと言えるでしょう。

 

宮沢りえ、鈴木杏樹、中山美穂は原宿で、瀬戸朝香は愛知でスカウトされてこの世界の入った有名タレントです。東京でいえば原宿、渋谷、青山、表参道などが、モデルスカウトの活躍の場と言えましょう。

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