キッズモデルの今(2)

児童劇団の場合、稽古場やスタジオ、劇場を持っているところもあり、大きな設備投資をしています。

 

それに比べて、モデル系エージェンシーや、芸能プロダクションは、登録してオーディションに送り込むことをターゲットにしていますので、投資額が少なくて済みます。

 

オーディションはキッズモデルにとっても、大人のモデルにとっても必須事項です。このハードルを超さないと一歩も前に進みません。

 

このオーディションについては別項で詳しく述べたいと思います。費用が掛からずスターへの道をたどれるなら親にとっては、これほどいいことはありません。

 

しかし、ビジネスとして事務所を経営しているのですから、大勢のモデル候補を各事務所が抱えます。それだけに子どもへのアフターケアは、高い金額を取っている児童劇団に比べて劣ることは確かです。

 

現在大半のモデル系エージェンシーは、大人のモデル中心にやって来たのが、子どもの需要が増えてきたこともあり、子ども部門を創設したというのが実情です。

 

そのため、営業的に、大人のモデルと比べて、まだまだ添え物的な面もあることは仕方ないことでしょう。

 

例えばCM一つとっても、メーインモデルはキッズ業界の仕事以外は、サブ的なものが多く、それほど仕事の量が増えているとは思いません。

 

モデル本来の仕事は少ないですが、舞台、テレビドラマ、ミュージカル、映画などの方は増えているという現状です。

 

そうした面でのオファーが来ても、あわてないでいいように、普段からレッスン場に通うことも大切でしょう。

 

大人のモデルの世界では、ひところに比べて、ファッションショーなど激減しており、もっぱらスチール撮影に頼っている人が現状です。

 

たまにテレビCmのオファーが来ても、メインモデルは、知名度の高いタレントか、トップモデルクラスに集中し、一般のモデルエージェンシーに来るのはその他大勢クラスが大半と言っていいでしょう。

 

しかしCMを撮影する監督なりプロデューサーは、エキストラモデルであっても厳しい注文を付けるのが常識です。

 

それはキッズモデルに対しても同様です。キッズモデルの場合、今まではどうしても添え物でしかなかったCMでも、素晴らしい演技力で、一世を風靡したコマーシャルが数多くあります。

 

それが保積ペペの「おめぇ、へそねえじゃねぇか」や、安達佑実「具が大きい」などのセリフで、話題を呼び、商品の売れ行きに大きく影響し、一躍スター街道を走り出した例が数多くあります。

 

テレビの普及度が高くなり、キッズモデル状況も大きく変わり、テレビ漬けの世代で育った親たちが、ちょっとしたお稽古ごとの延長として、わが子をス ターにと夢を見るような現象が生まれ、雑誌オーディションや、インターネットなどを通して応募するようになったと言えましょう。

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